ヤーズは超低用量ピルだから副作用が少ない

ヤーズは、低用量ピルの中でも超低用量ピルに分類されるピルです。ヤーズが超低用量ピルと呼ばれるのは、既存の低用量ピルのエストロゲン量が0.03~0.04mgなのに対して、ヤーズのエストロゲン量が0.02mgと非常に少なくなってるからです。
このエストロゲンには、子宮内膜を厚くする作用があり、受精卵が着床できるように子宮を整える作用があります。このエストロゲンをピルによって外的に取り入れることによって、身体が妊娠していると勘違いして、避妊に繋がります。
エストロゲン量が少ない方がピルの服用に伴う副作用が少ないという特徴があります。ピルによる吐き気の主な原因はエストロゲンによる作用なので、他の低用量ピルでは吐き気が強く出てしまピルを服用できなかった方も、副作用が出ることなく使用できる可能性があります。
ヤーズには、黄体ホルモンである「ドロスピレノン」と、卵胞ホルモンである「エチニルエストラジオール」という2つの女性ホルモンが配合されています。
黄体ホルモンであるドロスピレノンは、これまでの黄体ホルモンと比較した場合、人間の身体が分泌する黄体ホルモンにとても近い働きを持っています。そのため、ピルの服用に伴うむくみなどの副作用が出にくいという特徴があります。
また、黄体ホルモンであるドロスピレノンは、これまでのピルで用いられてきた黄体ホルモンが男性ホルモンによって合成されたものでしたが、ヤーズで用いられている黄体ホルモンであるドロスピレノンは利尿ホルモンによって合成されています。
男性ホルモンによるアンドロゲン作用がないので、ニキビが気になる方にも向いています。海外では、ニキビの改善薬としても活用されています。
一方、ヤーズに含まれているエチニルエストラジオールは、卵胞ホルモンの一種で、脳下垂体という部分に作用し、卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌を抑えることによって排卵が起こらないようにする作用があります。
ドロスピレノンとエチニルエストラジオールを合わせて黄体ホルモンが0.02mg以下であるので、従来のピルよりも副作用が少なくなります。

ピルは使用目的によって保険適用にならない

ヤーズが保険適用となるのは月経困難症と診断された場合の処方のみです。月経困難症というのは、月経直前、または月経開始とともに、身体的症状として下腹痛や腰痛、眠気、頭痛が強く出る場合、あるいは精神的症状として、イライラや憂鬱などの症状が強く出る場合に、月経困難症と診断されます。
月経困難症であるという判断は医師によってなされる必要があり、その診断があって初めて、保険適用薬としてヤーズを使用することができるようになります。
保険適用された場合、処方される際に費用が抑えられます。ある病院の一例をご紹介すると、保険適用の場合、再診料+1シート+薬剤情報提供料として2,660円の費用となります。
また初診の場合には、初診料+1シート+薬剤情報提供料で3,130円の費用がかかります。
日本以外の国では、ヤーズは避妊目的でも用いられていますし、ニキビ改善薬としても活用されているピルです。男性ホルモン抑制作用があることから、ニキビ・多毛症にも効果があることが証明されています。
さらに、むくみなどの症状を伴う副作用も少ないと言われていることから、これまでピルを服用すると副作用が強く出てしまうような方でもピルを活用できる可能性があります。
ただし、日本では、避妊目的としてヤーズが処方されることはなく、またニキビ改善薬として処方されることもありません。この理由は、あくまでも月経困難症の改善薬としてのみ保険適用薬として認可されているからです。
そのため、医師による処方箋なく薬局に行ったとしてもヤーズを保険適用薬として販売してもらうことは不可能です。保険適用とならない場合には、当然全額の費用負担が必要となるため、保険適用の場合と比較すると高額になってしまいます。

避妊目的にトリキュラーなどの低用量ピルを使っている方や、興味のある方もいることでしょう。トリキュラーは避妊のみならず、生理周期の安定や生理痛を軽減させたりも出来ます。しかし副作用が発生することもありますので、そちらも詳しく紹介します。

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